医師や看護師の医療行為については少なからず「命」が関わっているという気がしますが、手術は別物でしょう。そもそも手術が必要な病気やケガというのは我々素人にも分かるように、成功するか失敗するかにより命の危険とは背中合わせです。
その手術の補佐をする器械出しの看護師は、「ベテラン看護師」という印象すらあります。手術室専門の看護師になるには、看護師の資格を取得して実務経験が5年以上あり規定の条件を満たしている必要があります。
規定の条件の1つめは、手術室での業務経験が3年以上あること。2つ目は器械出しと外回りの経験があること。3つ目は現在も手術室看護師として勤務していることだそうです。以上の条件を満たしていれば6カ月以上の勉強を経て、試験に合格すれば手術看護認定看護師です。
手術室専門の看護師は一般の看護師よりも専門性の高い知識を取得していることで活躍の場も広く、責任ある仕事を任されるケースも多いとされています。仕事としてもやりがいや自分の自信にも繋がり、結果収入のアップにもつながっていきます。
そしてこういう専門性の高い知識をもった看護師の数は少なく、ハードルは高くとも挑戦していき自分の仕事・キャリアとして欲しいと関係者は考えています。そこで注目されているのは、鹿児島の医療事情です。離島を抱えているため高度医療が進み、医療ネットワークや看護学校の充実ぶりは折り紙つきです。わかりやすい説明をしている【鹿児島の看護師求人ガイド~離島医療の現状~】も参考になります。
近年では医療技術も高度化してきており、看護師に求められる技術や知識もより高度になってきています。チームで進めていく高度先進医療では特に手術看護師のエキスパートとして、他のスタッフと役割を分担し適切に業務をすすめていくことが必要です。
我々には想像もつかない手術室の中で何時間も緊張を強いられる仕事。体力も気力も充実し、仕事とオフの時間の使い方を考えて上手く自分をコントロールしていく訓練も必要かもしれません。